BBB MAG. / RECOMMEND2026.09.06 — TOKYO

【26年8月】 BURN BABY BURN.

BURN BABY BURN MAGAZINEINDEPENDENT MUSIC WRITING / 2026.09.06
FULL ARTICLE / 2026.09.06

こんにちは!真三です。
今月もレコメンド書きました!
自分が夏休みのせいか良いリリースがあり絞りに絞ったレコメンドです!
厳選しました。

早速ですが9/13(日)burn baby burnを下北沢sunsでやります!
遠藤さんのお誕生日を祝うので皆さん来て下さい!

①phobe brigers 『LOST WEEKEND』

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ARTWORK / 01

LOST WEEKENDという言葉を聞くと、ジョン・レノンの「失われた週末」を思い出します。以前「Moon Song」にもジョンの名前は出てきますよね。

僕はフィービーの、エリオット・スミスを経由したようなビートリーさが好きなんですが、『Punisher』が成功し、boygeniusでスタジアム級のスター音像になっていく中で、少し離れていました。

そんな中で今作は、『Punisher』よりもさらに内向的。前作の「I Know the End」のような大きなカタルシスは少し後ろに退いて、声やアコースティックギターの周りをアンビエントや電子音、ノイズのようなものが薄く漂っています。曲そのものはこれまで通りフォークやカントリーに根差しているのに、音の輪郭は以前より曖昧でサントラで参加していたI SAW THE TV GLOWの世界観に近い様な感じがしました。

ジョンのLost Weekendも、人生の本流から一度外れてしまったように見えながら、実際には音楽的にも人間的にも妙に豊かな時期だったと思います。フィービーにとっても、この数年間の空白は単なる不在ではなかったのかもしれません。

一聴して分かるような派手さではないけれど、これまでの作品と同じように、長い時間をかけて付き合っていけそうな内容で素晴らしいなと思います。

そして何より嬉しいのは、LPとCDのみで聴ける隠しトラック「Best Dressed」に、元Black Country, New RoadのIsaac Woodが参加していること。

『Punisher』の「I Know the End」とBC,NRの『Ants From Up There』を、どこかBright Eyesに通じる、個人的な感情が最後にはバンドの巨大な音へ飲み込まれていくような感覚で繋げて聴いていた僕としては、そのIsaac Woodがこんなにも静かな作品でフィービーと合流したことに、ものすごく熱いものがありました。

皆さん聴いてください。
(秋山真三)

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②Man/Woman/Chainsaw『Cannonball』

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ARTWORK / 02

BURN BABY BURNで2人ともプッシュして来たサウス・ロンドンの6人組Man/Woman/Chainsaw待望のデビュー・アルバムが登場。

成人して間もない彼ら/彼女たちが奏でる音楽は自由で、
どこかBlack Country, New Roadを彷彿とさせるエキセントリックな部分も多いが、ポストパンク、アートロック、グランジを経由しながら、
美しいヴァイオリンが絡み合いポップに着地。

楽曲ごとに色を変えながらも、開放的なサウンドと独自のポップセンスによって一枚にまとめ上げている。
そして際立つのは伸びやかなコーラスワーク。インディらしさの中に底知れないスケールを感じる。
M5『Nosedive』この夏のアンセムの一つ。(遠藤孝行)

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③Westside Cowboy 『It Goes On』

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ARTWORK / 03

Westside Cowboy、待望のデビューアルバム。

昨年のGeeseの大ブレイクや、世界中でBig Thief以降とも言えるようなバンドがどんどん出てくる中で、彼らが提唱する“Britainicana”というワードは、音楽から国境がなくなりつつある2026年を象徴する言葉のように思います。そういう意味でも、この作品は今年の重要作に感じます。

これまでもBlurの『13』や、先ほど挙げたBlack Country, New Roadの2ndをはじめ、USインディから強く影響を受けたUKの作品はたくさん存在してきました。それでも、メロディやコーラスにはどうしようもなくUKらしさが残る。

1969年、「Hey Jude」のセッションでPaul McCartneyがThe Bandの「The Weight」のフレーズを口ずさんでいた頃から、アメリカの音楽に憧れたイギリス人が、それを自分たちのポップミュージックにしてしまう面白さは変わっていないのかもしれません。

そして『It Goes On』が面白いのは、そんな大きな文脈を背負いながら、実際に鳴っている音楽はとても無邪気なこと。ガチャガチャとしたギター、複数の声が重なるコーラス、Americanaの土臭さとUKギターポップの人懐っこさ。そのどれか一つに収まることなくある事にあると思いました。
(秋山真三)

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④Silica Gel 『Ballad of You』

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ARTWORK / 04

韓国・ソウル発オルタナティヴ・ロックバンドSilica Gelの通算3作目。
昨年のFUJI ROCKでの来日、前作『POWER ANDRE 99』での大きなブレイクを経て3年振りに届けられた本作もやはり素晴らしい。

デイヴ・フリットマンを参考にしたというサウンドは
ハンドメイド感を損なわずに、ロックとエレクトロニカが絶妙な塩梅で共存し、後期MGMTを思い出す。
ハイブリッドでパワフルな前作から、今作はよりバンドを近くで感じられるような。
独自の実験性と少しのユーモアと確かに耳に残るソングライティング。HYUKOHの新曲も良かったんですが、まず今月はこのアルバムを聴いてみてください。(遠藤孝行)

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⑤James Ivy『The Seams』

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NYを拠点に活動するシンガーソングライター/プロデューサーJames Butlerによるソロプロジェクト。

10代の頃はSOPHIE、A.G.Cook等が牽引した「PC Music」に影響を受け楽曲制作を開始、そこから自分の声や感情を表現したいという思いから、ギターを手にする。Porter Robinsonとのコラボもあり、これまでの楽曲もポップな印象だったが、約2年振りに届けられた本作は内省的で胸を打つ美しい楽曲が並ぶ。
初期Radioheadを彷彿とさせるような前半から、アコースティック・ギターを中心としたより深く潜っていくような後半の流れと幻想的なサウンドがとても心地いい。ぜひ聴いてみて下さい。(遠藤孝行)

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⑥GB 『Herzsprung』

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ARTWORK / 06


デンマーク・コペンハーゲンのGustav BerntsenによるGB、2ndアルバム『Herzsprung』。

最初に聴いた時はMark William Lewisにも繋がるような乾いた音像や余白を感じたのですが、よく聴いてみるとかなりRadioheadっぽい。特に『In Rainbows』以降にも通じる、複雑なリズムや演奏をポップソングの中に自然に忍ばせる感覚があります。

そこに70〜80年代のAORやジャズ・フュージョン、時折マスロックを思わせる細かな演奏が入り込んでくる。これだけ色々な要素が入っているのに、技巧を見せるための音楽にはならず、最終的にはちゃんとメロディが残るポップミュージックとして成立している。そのバランスが今作の一番面白いところだと思います。

GBはコペンハーゲンのRhythmic Music Conservatory出身で、ML BuchやAstrid Sonne、Erika de Casier、Smerzなどにも繋がる世代。近年この周辺の音楽を聴いていると、以前なら実験音楽やアートロックとして括られていたようなアイデアが、随分自然にポップミュージックの中へ入り込むようになった気がします。(秋山真三)

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①Radio Free Alice『crying with you』

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今夏のレディング/リーズ・フェスティヴァルへの初出演や2025 The NME 100 リストへの選出をはじめ注目を集めるオーストラリア/メルボルンの新人バンドRadio Free Alice。
今作は10月にリリースされる1stアルバムのオープニング飾る1曲。
印象的なハイトーンヴォーカルと忙しない曲展開、メランコリックで耳に残るキャッチーなメロディライン。
初期Interpol等を手がけたPeter Katisをプロデューサーに迎えたポストパンク・サウンドは少し懐かしくもあり、眩しくもあり。アルバム期待してます。(遠藤孝行)

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❷TV for cats 「Talking About It」

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ロンドンの3人組TV for catsのsingle 「Talking About It」。
前シングルで『Where Did The Time Go? / Not Even Me』でこのバンドの事を知りましたが、今作の方がコンピ盤のNY NOISE(ESGやLIQUID LIQUIDなどが入ってる)味があって、このコンピ盤が確かHORSE GIRLの1stの時期にインスタの投稿に写ってた気がするのですが、同世代のアーティストでもこのコンピからのアウトプットの幅が面白いですよね。
そしてジャケのアートワークが毎回カッコいい
今後出るであろうアルバムには期待したいバンドです!
(秋山真三)

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今回もご覧頂きありがとうございます!
これから告知をするのですが
11月BBB2回やります!
通常の回と初の別の企画を準備しています!
是非11/8.11/29二日間、空けておいて下さい!!

そして今月9/13(日)ぜひチェックお願いします。お待ちしてます!

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ARTWORK / 09

今月もありがとうございました!
また来月!

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Keep reading.

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