BBB MAG. / RECOMMEND2026.08.04 — TOKYO

【26年7月】BURN BABY BURN magazine.

BURN BABY BURN MAGAZINEINDEPENDENT MUSIC WRITING / 2026.08.04
FULL ARTICLE / 2026.08.04

お待たせしました!
今月はアルバム7枚とシングル1枚です!
是非最後まで見てください!

①Charli XCX 『Music, Fashion, Film』

画像
ARTWORK / 01

2024年のアルバム『BRAT』以降、エメラルド・フェネルの映画「嵐が丘」では音楽を担当し、自身が主演を務め、世界的ムーブメント「ブラット・サマー」の終焉を描いたブラック・コメディ『The Moment』もあり話題が尽きないCharli XCX。そんな彼女の新作は2026年を代表する重要作のひとつと考えていいだろう。
ジョン・ケール、マーク・ジェイコブス、マーティン・スコセッシが並ぶ刺激的なアートワークも圧巻。制作にはこれまでと同じくA. G. CookとFinn Keaneを迎え、ロックをテーマにより直線的でコンパクトな新作を作り上げた。
今作はロックというよりハイパーポップの進化系という装いだが、世界的成功を収め完成度の高い『BRAT』の後に、荒々しくむき出しのような今作をリリースするのはとにかく格好いいと思う。(遠藤孝行)

WATCH / YOUTUBE 01WATCH ON YOUTUBE ↗


②Swapmeet『MOUNT ZERO』

画像
ARTWORK / 02

先行シングルの「Bonny」はミドル・テンポで進むローファイ・ギターソング。曲が少しずつキーを上げて盛り上がってきた所で、コーラスの”Bonny〜”でふっとキーが下がって平常心へ引き戻されるような展開がとてつもなく刺さる。
2022年結成オーストラリア出身の4人組インディロック・バンドSwapmeet。高い評価を集めたデビューEP『Oxalis』に続き、満を持して1stアルバムがリリース。

Pavementを彷彿とさせる脱力感と90年代USインディーの空気をまといながらも、サウンドは瑞々しく繊細で、2020年代らしいダイナミズムも感じさせる。メンバー3人それぞれがヴォーカルを取るスタイルで、楽曲もそれぞれ粒揃い。
定期的に、オーストラリアからは絶妙なバランス感覚を持った魅力的なロック・バンドが次々出てくる印象。必聴です。(遠藤孝行)

WATCH / YOUTUBE 02WATCH ON YOUTUBE ↗


③The Strokes 『Reality Awaits』

画像
ARTWORK / 03

1stアルバム『Is This It』から25年、グラミー賞を受賞した前作から6年振りとなる7枚目のニュー・アルバムが登場。2001年ロックンロール・リバイバルの旗手として注目を集め、紆余曲折ありながらも、このエキセントリックで愛おしいアルバムを届けてくれた事が何より嬉しい。

オートチューン使ったヴォーカルが多い事もあり、評価は現状賛否両論という所もあるが、ジュリアン・カサブランカスの個性が全面に出たメロディラインと80’sのディスコとパンクをアップデートさせたような、独特のサウンドはここでしか味わえない。

ジュリアンのプロジェクトThe Voidzで見せる実験性をThe Strokesというバンドを通してより豊かに抽出したようなそんな印象。SUMMER SONICでは今作がどのように鳴らされるのか。楽しみですね。(遠藤孝行)

WATCH / YOUTUBE 03WATCH ON YOUTUBE ↗

④ggwendolyn 『superstar syndrome』

画像
ARTWORK / 04

LAを拠点にソングライター/プロデューサーとして活動するggwendolynのニューアルバム。
アコースティックを主体にした作品で、これまでBBBでもBig Thief以降の影響を感じさせるアーティストを何組かレコメンドしてきましたが、ggwendolynはそれらとは少し違い、よりスタジアム・ロック的なスケール感を持った音楽を鳴らしています。

彼女は10代の頃からソングライターとして活動し、Chappell Roanとの共作経験もあるなど、現在のインディー・シーンというより、むしろポップ・ミュージックのソングライティングに近い場所を歩んできた人。
そのキャリアもあってか、とにかく曲の質が高い。アコースティックを中心とした素朴な音像ながら、メロディやサビはしっかりと大きく、35分11曲をすんなり聴けてしまう一作です!

WATCH / YOUTUBE 04WATCH ON YOUTUBE ↗

⑤ Body Type 『Tally』

画像
ARTWORK / 05

シドニーを拠点に活動する4人組、Body Typeの3rdアルバム。
少し捻りの効いたリズムの曲から、スタンダードなドリームポップ/パンクまで上手くこなす、バラエティに富んだ一作です。

プロデューサーはWarpaintのドラマーであり、Kurt VileやCate Le Bonのコラボレーターとしても知られるStella Mozgawa。
これまでのBody Typeが持っていたガレージ/ポストパンクの勢いは残しながら、今作では音数やテンポに余裕が生まれ、60年代のポップやサイケデリアまでレンジが広がってる様に思います

特に面白いのは、曲ごとに表情がかなり違うのに、アルバムとして纏まりを感じる所。ギターの鋭さやキャッチーなメロディというバンド本来の良さを軸にしながら、少し奇妙なアレンジが随所に差し込まれていて、10曲を通して聴くとBody Typeというバンドの引き出しの多さがよく分かります。

結成10年、3枚目にして勢いだけではないバンドの面白さが見えてきた一枚。
オーストラリアのギターロックが好きな人にはもちろん聞いてもらいたいです!
King Gizzard & the Lizard Wizardの(p)doom Recordsからリリースです!

WATCH / YOUTUBE 05WATCH ON YOUTUBE ↗

⑥josh da costa 『New Wave Graveyard』

画像
ARTWORK / 06

LAを拠点に活動するJosh da Costaのソロデビューアルバム『New Wave Graveyard』。

Regal Degal、CMONでの活動を経て制作された今作は、本人曰く「パラレルワールドのグレイテスト・ヒッツ」。70〜80年代のニューウェーブを中心に、少しthe cureぽい曲があったり結構テクノぽい曲があったり一貫してカーステレオで聴いたら気持ちよさそうな曲ばかり
音色で言えば自分もまさにそうですがsharp pinsなどが好きな人にはブッ刺さりなのではないかなと思います!

WATCH / YOUTUBE 06WATCH ON YOUTUBE ↗

⑦Saint Clair『Something To Be Said』

画像
ARTWORK / 07

ロンドンを拠点に活動する新人オルタナティブ・ロックバンドSaint ClairのデビューEP。表題曲はなんだか懐かしい味わいというか、2000年前後に数多く存在したRadioheadフォロワーたちを思い出す。事実この曲の後久しぶりにColdplay「Yellow」を再生してしまった。「Yellow」よりへヴィに響くこの曲は、今より力強く新鮮に聴こえる。

確かなメロディセンスと重厚なギター、そして憂いを帯びた繊細なヴォーカル。EP全体はよりダークで荒々しく、そしてドラマティックな展開が魅力。The Great Escapeを初め数々のショーケース/フェスにも出演を果たし、
急速にUKの注目バンドとして頭角を現しつつある彼ら。是非チェックを。(遠藤孝行)

WATCH / YOUTUBE 07WATCH ON YOUTUBE ↗


❶Wet Leg  mangetout (the dare remix)

画像
ARTWORK / 08

今月リリースされたWet Leg『moisturizer』Deluxe Editionに収録された、The Dareによるリミックス。

ぶっちゃけますが、個人的にWet Legの1stアルバムは大好きだった一方、2ndは音色が少しスタジアム・ロックに寄りすぎて、1stにあったWet Legらしい軽さや捻くれた感じが失われてしまったように聴こえ、あまり刺さりませんでした。

ただ、The Dareによるこのリミックスを聴いたときは、すんなり「良いな」と思えました。
The Dareらしいエレクトロクラッシュ的なビートや猥雑さと、Wet Legが元々持っているキャッチーさがかなり相性良く、2ndでのバンドのイメージチェンジも、この音で聴くと妙に腑に落ちます。

The Dareがまったく別の曲に作り替えたというより、2ndで大きくなったWet Legのサウンドから、彼女たちが元々持っていた踊れる感じやポップさをもう一度引っ張り出したようなリミックス。
2ndがあまりハマらなかった人にも、ぜひ聴いてみてほしい一曲です。

WATCH / YOUTUBE 08WATCH ON YOUTUBE ↗

今回も最後までありがとうございました!
次のBBBの開催は9/13久しぶりに日曜にやります!
遠藤さんの誕生日が近いとの事で盛大にお祝いします!
遊びに来て下さい!!

END OF ARTICLEBACK TO TOP ↑
BURN BABY BURN. / MAGAZINE

Keep reading.

MORE ARTICLES ↗