BBB MAG. / RECOMMEND2025.10.29 — TOKYO

【25年10月】BURN BABY BURN recommend.

BURN BABY BURN MAGAZINEINDEPENDENT MUSIC WRITING / 2025.10.29
FULL ARTICLE / 2025.10.29

10月のレコメンド
今月はアルバム4枚シングル4枚をレコメンドしました
【ALBUM 】
Jerskin Fendrix 『One Upon A Time‥In shropshire』

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ARTWORK / 01

多様な才能が集うサウスロンドンの音楽コミュニティから、Jerskin Fendrixが放つ新作『Once Upon A Time… In Shropshire』は、ついに到達点に達したかのような傑作。系譜で言えば、JockstrapのTaylor Skye、さらに遡ればArt of NoiseやPeter Gabrielといった80sシンセポップの系譜に連なる作品だ。
彼は映画『哀れなるものたち』や短編『哀れみの3章』の音楽でも注目され、そこではEurythmicsを効果的に引用するなどのセンスが際立っていたが、本作ではさらにその枠を飛び越えていく。
中でも「Jerskin Fendrix Freestyle」のノーウェーブ的な破壊性、そしてクライマックスを飾る「Last Night In Shropshire」の抒情的な展開は圧巻。もし昨年、同コミュニティを代表する1曲がfamousの「What Are You Doing the Rest of Your Life」だったとするなら、今年はまさにこのアルバムの一節――
Everybody lives / Everybody dies / Everybody dies eventually
がその位置に来るのではと思わせる、そんな一枚。(秋山真三)

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Tame Impala 「Deadbeat」

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ARTWORK / 02

テーム・インパラ待望の5thアルバム。サイケロック色は後退し、よりダンス・フィールドへ接近。前作にあったディスコ感も薄れ、ハウス/レイブ寄りのサウンドに賛否両論もあるが、個人的に今までに感じていた重みが取れたような軽やさを感じて好き。ピアノの旋律が印象的な「My Old Ways」から始まり、大円団の「End Of Summer」まで、アルバムとして単純な音の良さと、後半にいくにつれ深く潜っていくような没入感がとても心地いい。シングル「Dracula」は繰り返し聴いてしまう。
(遠藤孝行)

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Bar Italia 『Some Like It Hot』

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ARTWORK / 03

ここ数年のUKロックの若手を挙げるなら、まず名前が挙がるようになったBar Italia。
今作の先行シングル「Fundraiser」と「Cowbella」では、前作『The Twits』の延長線上にありながらも、よりスタジアム規模のスケール感を獲得した印象があります。
個人的に今作で特に惹かれたのは、「Marble Arch」「Bad Reputation」「Rooster」あたり。どこかThe Libertinesピートドハーティあるいに通じるような粗さある疾走感が感じられ、これまでのBar Italiaとはまた違う新鮮な魅力が生まれているように思いました。
加えて、3人ボーカル体制による曲ごとのバリエーションも、このバンドの聴きやすさ面白さの一因です。
Pitchforkが5.9点というやや辛口な評価をつけたことも話題になりましたが、正直、僕もBar Italiaで一番好きなのは『Nurse!』の頃の、あのチープで怪しい感じなので、Pitchforkの評価にはある程度共感もしています。
彼らの最高傑作とは思えないですがバンドの規模が大きくなってるのに、僕的には良い方向に変わってきてるそんなアルバムだったと思います。(秋山真三)

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The Antlers 『Bilght』

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ARTWORK / 04

ブルックリンのバンド、The Antlersによる7枚目のアルバム『Bright』。これは全然ロックというより、自分の日常に聴いた一枚でした。
音の質感はSufjan StevensやBon Iverの系譜にあり、アルバム全体を通してフィールドレコーディングのような空気感と、物凄くミニマルで、それでいて優しくポップな響きに満ちています。
今月はJerskin Fendrixをよく聴いていた影響か、映画のサウンドトラックのような、情景のある音楽に自然と惹かれていた気もします。
レコメンドと言えるかはわかりませんが、とても静かに心に残る、気に入った一枚です。
(秋山真三)

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【single】
Dry Cleaning 『Hit My Head All Day』

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ARTWORK / 05

来年1月にニューアルバムがアナウンスされたロンドンのポストパンクバンドDry Cleaningの新曲。もたつきながらもクセになるベースラインと呟くように歌うヴォーカルが魅力的。新作にはDeerhunterやHorsegirlを手掛けたケイト・ル・ボンをプロデューサーとして迎え、Gilla Bandのメンバーも制作に参加しているという。傑作の2nd「Stumpwork」から約4年振り、期待高まります。(遠藤孝行)

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Cardinals 「Masquerade」

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ARTWORK / 06

アイルランド・コーク出身の若手バンド Cardinals が放つ新曲「Masquerade」。来年リリース予定のデビュー・アルバムと同名の先行カットで、静かに始まるイントロから徐々に高まる荒々しさと歌詞の含意に、初期 Radio head を思わせる雰囲気があります。他の先行シングルも含め、期待が高まる新譜です。割と他の新譜はBaby Shmbles感あったりそれぞれルーツが見える曲たちで期待高まる新譜です。
(秋山真三)

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Dust 「Restless」

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ARTWORK / 07

オーストラリアのバンド Dust による3曲入りシングル『Restless』は、それぞれ異なるルーツを感じさせるバラエティ豊かな仕上がり。
1曲目は、2nd〜3rd期の Fontaines D.C. を思わせるホーン入りのダークなポストパンク。終盤にかけての展開には、Black Country, New Road のような実験的な空気も漂います。
2曲目は雰囲気を一転させ、ドリームポップ風のリフから展開していく一曲。浮遊感のあるイントロから始まり、Shameを彷彿とさせる感情的なボーカルが印象的で、個人的にはこの曲がハイライト。
3曲目はThe Strokes風のタイトなビートに乗せ、FAT DOGのようなパワフルさも感じさせるダンサブルなトラックで締めくくられます。
いずれの曲も、Dustの振れ幅と今後の可能性を感じさせる内容で、今後の活動にも期待が高まります。(秋山真三)

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Just Mustard  「ENDLESS DEATHLESS」

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ARTWORK / 08

アイルランド発 Just Mustard の新作シングル。今月のベストソング候補!最近観た A24 映画 『テレビの中に入りたい』のサントラで感じた、Y2K風オートチューン&シューゲっぽい浮遊感がここにもしっかり宿ってて、個人的フェイバリット入りしました。
ただし、なぜこの曲だけレコメンドするかというと、これと “We Were Just Here” がぶっちぎりで抜きん出ていたからです。(秋山真三)

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今回もありがとうございます!
11/8ゲスト3人を迎えてBBB開催します!
次回は下北沢sunsの箱を見てずっとアナログDJの回を作りたいなと思いアナログでプレイされてる御三方をお呼びしました。
是非遊びに来て下さい!

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ARTWORK / 09
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